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手を変え品を変え、 子どもの味覚が育っていくんじゃないかということ。

今日は、タイ料理以外の、 ちょっと、 おお、っと、思った事を、つらつらと。


あたくし、 現在、 タイ料理のセンセーの他に、 幼稚園の おやつ先生 の肩書ももっております。

子どもたちに 実際に 包丁使って果物切ってもらったりして、
おやつを作り、
みんなで食べて、
洗い物などの後片付けも、 みんなで力を合わせて やってもらうというワークショップ。

この春から初めてからというものの、
いちごジャム作ったり、梅シロップを仕込んだり、
でも、 主に、和菓子が多いかな、今のところ。 
アレルギーとか考えると、結構和菓子に寄りがちです。
あと、寒天とか、 常温で固まるし。


先日は、

わらび粉じゃなくって、 片栗粉使って、 簡単に わらび餅作りました。

白い さらさらしたお水が、 加熱して練っているうちに、 びよーんと、半透明の塊になる様、
幼稚園男子たちには、結構受けました。
やったぜ先生!

が、 幼稚園児、
一学期中に 色々学んでくれただけあって、
みんな、積極的に手をうごかしてくれて
あっという間に作り終わってしまいましたけど。(;´・ω・)



年少さんから年長さんまで、 一緒に作って、分け合って 食べるさまは、 なかなか面白いです。

食べるの大好きな おちびさんは、 にこにこしながら自分の器に大量にわらび餅入れたり。

それを見て、焦る年長さん、 
「みんなで同じ数いれないと、ふこうへいだよ!」とか言いながら、
結局は自分の取り分をキープするのに必死だったり。

逆に、 味に慎重な子は、 「ぼく、1個でいいの」と言いながら、そのおいしさにはっとした時には
もう、みんな、自分の器のわらびを平らげた後だったり。

「俺、きなこ、苦手なんだよねー」と、 かたくなに黄な粉まぶしを拒否して、つるっとした半透明な物体を、
おいしそうに 大事に食べる子がいたり。


そうそう。

これ、絶対こども好きだろ、 と、ある程度は 狙ってメニュー考えて、戦いを挑むのですが


これがまた、 難しい。

例えば、あんこ。
こしあんは好きだけど、粒あんは苦手 とか。


これ、幼年期の 味覚の敏感期 というのも 関係しているようでして。


うちのお嬢様は、 そんなの関係ない とばかりに、本当に何でも食べて、
なーんにも 子ども受けを考えずに 一緒に御飯を食べていたもんですが、

結構、一度、「あ、おれ、これ苦手」と思う舌触りとか味覚とかがあると、
その後、 食べ物に 慎重になったりする。


でも、 ここは おやつ先生として、 ええい、全員のお子様方の好みに気ぃつかっていちゃ、
おやつ先生の名が廃る!

とばかりに、 季節や手順や 先生のその時の気分 に合わせて
色々作っていたら。

保護者様より、
「家では今まで 苦手といって食べなかったものを、 おやつWSで食べてから、家でも食べるようになりました」
というご報告もあったそうで。


なんとまあ!

そうだね。 自分で作ったものは、 おいしかろうよ。
みんなでたべるものは、 おいしかろうよ。
そこで、苦手意識が克服できることも、 色々あろうよ。

だから。
お子さんの食べ物の好みが難しくて、悩んでいるお母さんがた。

まずは、 一度、 後片付けの面倒臭さを 一度堪えてみて、
お子さんと一緒に 簡単な料理をしてみては いかがでしょうか?
それこそ今、 そこかしこで こどもの食育ワークショップやっているみたいなので、 そこに参加してみるとか。

食卓で色々こぼしてきーっとなるなら、 外で食べてみるとか、食べる場所を変えてみるとか。

おうちでご飯食べなくっても、保育園の給食はぱくぱく食べる子もいるらしいし。


長い人生だ。
おおらかにいこう。


で、 2学期最初の おやつ先生、 みんなにきいてみた。

これから、 何のおやつを作ってみたい?


あいすくりーむ!
グミ!
あめー!

それら、普段ママから 虫歯になるっていって、積極的には食べさせてもらえないリストに入っているよね。


おやつ先生、がんばります。むー。






 


 


by salaisara | 2017-09-15 12:07 | ひとりごと | Comments(0)