2015年 09月 28日
日本人はコショウが好きということについて。

9月のmonthly lessons, ぼちぼち開講中。
9月に入って、 何だかお天気がすっきりせずに、 体調を崩されている方も少なからずいらっしゃるようですが。

そんな中、お越し下さった生徒さん方には、 現在 朝積みプリッキーヌーを進呈中。
残念ながら、日照時間の少なさからか、色づいているものがまだ少ないのですが。
タイ料理にはタイの唐辛子。
香りのいい、スカっと辛い唐辛子食べて、 すかっと汗出して、ぐずぐずの風邪などは、追い出してしまいませう。
といいつつ。 今月はプリッキーヌーは使わないのですが。(汗)
コショウです。
実は、タイ料理では めったに使わない、黒コショウ。
緑の生コショウは時々使う。
白粒胡椒は カレーペースト、あと、炒めものペーストなどに かなり頻繁に使われるけど。
黒粒胡椒は、使わない。
そもそも 黒コショウと白コショウの違いは何?というと。
熟し具合。

wikipediaより画像をお借りしました。
黒は、未熟な緑のやつを乾燥させたもの。
白は、 熟して赤くなったやつの、殻をむいて乾燥させたもの。
ゆえに、同じコショウでも、白のほうが やわらかい辛味なのね。
タイでは、生のものを食べるか、熟したものの乾燥を使うから、 未熟なものを乾燥させて使うアタマはなかったのかもしれない。
(なんか、黒粒胡椒って、偶発的に出来たっぽいじゃん。その理論からいえば。 生コショウを船とかでヨーロッパに運ぶ途中で黒く干からびてしまって、でも、それはそれでスパイシーでイイジャン! みたいなノリ?)
でも、日本人、黒コショウ好きが多いらしく。
「エビの黒コショウ炒め、教えて下さい!」というリクエスト、結構多かったのです。
が。タイ時代、師匠から教わったものが、 イメージと結構違うものだったり、
ほかのタイ人からは「黒コショウ炒めのペースト、瓶詰めで売ってるでしょ、スーパーで。それかければいいのよ」とあしらわれたり。
なんか、アタシの中で消化不良な料理だったのです。
が。今年は break through な年みたいなので、
地味に試作繰り返して、今月のmonthly lessonsにて紹介できる事になりました。

がっつり、 黒コショウ。 容赦なく粒感残しています。 潰し具合はお好みですが。
この炒めもの、 ものすごく好評です。
簡単に出来て、 でも、コショウは一番最後に入れるので、子供にはコショウなし、大人にはどばっとコショウかけて、という 「家族みんな美味しい分け」も出来るわけで。
なお、コショウの効能は、
食欲増進、消化促進、 防腐作用に 解毒作用。
美容系に嬉しい効能としては、 抗酸化作用と血行促進作用 という作用があります。
これから寒くなっていく日本で、 たまにはコショウをがっつり食べられる、 黒コショウいため、 おうちでもいかがざんしょ?
・・・といいつつも。 9月はもうお仕舞いですが。
10/4に このメニューで開講決まってます。
もし「コショウをがっつり食べてみたい!」というかたがいらっしゃれば、 お問い合わせ下さいませ。
それから、10月のmonthly lessonsでは、

さっくさくの 揚げパイ、作ります。
生地の基本は粉と油。 ほろほろ、さくさくです。
今のところ、1/14と10/24は開講決定。
その他の日程は、 「この日はどうですか?」などのお問い合わせ大歓迎でございます。
エビの胡椒炒めなんていうのがあるの、初めて知りました。タイ料理奥深いなーーーーーーーー。
この料理はがっちり中華系です。 シンガポールのペッパークラブは有名だけど、タイだと「ブラックペッパー炒め用ソース」ばかりが目に付いて、 お店では余り見ません。 実はタイ人が、トウガラシの辛さが好きだけど胡椒のヒリヒリした辛さが好きじゃないという理由があるせいみたいです。
でもスカっとしたタイの唐辛子の辛さってすごい分かる気がします!独特な爽やかさですよね。確かに気がめぐって風邪が飛んでいきそうな感じがします!
日本人でも「日本のカレールーのカレーは ひりひり辛くて食べられない」かたがシャキっと辛いグリーンカレーをうまいうまいと食べられる人、知ってます。 辛さの感覚って、面白いですねー。


