2015年 04月 10日
モチモチに込める 親の愛
実は結構シャイな小先生が、 だんだん近くのお席の子と友達になっていき、
登下校も問題なく、さくさく歩いてき、
「給食室が、すごぉぉく広くて、すごぉぉぉく、大きいお鍋やフライパンがあって、 すごぉぉぉくたくさんのお皿が置いてある棚があって、 すごぉぉぉぉく、何でもデカイんだよ!」
などと、興奮して話してくれたり。
そして、
今日から給食も始まって、
だんだん、小学生らしくなっていくようです。
本当は、卒業式のときとか、入学式のタイミングとかに作りたかったのですが、
何しろバッタバタだったので
このタイミングで、 お祝いのケーキを蒸してみました。
ハイ。 ケーキとしか、多分、いいようがないような、気がします。
カノム・チャン (ขนมชั้น) といいます。
この、層になっているのが「年齢を重ねる」という意味合いをこめて、
御誕生日や何かの記念日などに、昔から食べられてきたそうです。
なかなか手の込んだお菓子ですが。
そりゃーもう。手間暇時間がかかっておりますのよ。
私、その手の料理を「突き落とし系」「脱力系」と呼んでいるのですが。
20-30分程、ひたすらこねてキレイにまとまってきた生地を、
どろっどろにとろかしてしまう という、
「今までの苦労は一体なに!?」という工程があります。
そうして、時間も体力も使って きれいに出来上がった、このお菓子。
バームクーヘンよりは 層がはがしやすくって面白い という以外は、
色によって味が変っているわけでもなく(いや、変えようと思えば替えられるけど、味がまとまらなさそう)
モチモチと ういろうみたいな、大層アブラっちぃ、 甘いココナッツミルクの味しかしないわけで
こういう、ここ一番のお祝い事のときじゃなければ、敢えてつくらねーな、 という 程度の味でありまして。
はい。100パーセント、自己満足で、作ってみました。
このタイミングで作ったから、次に作るのはきっと6年後だな。
で。作りながら、 思った。
なんか、あれ、と、感覚的には似ているよね。
日本の風習で、 一生食べ物に困らないように、赤子に餅背負わせる とか、
何かの節目に お赤飯を炊くとか。
アジアの人は、モチ系の料理とお祝い事は、切っても切れない関係にあるらしい。
あ。もし、このカノムチャン、作って見たい という方がいらっしゃれば、
このお菓子1品+ 簡単なランチつきでの 、プライベートで承ります。
ルークチュップほどじゃないけど、やっぱりこのお菓子は、時間がかかりすぎ。
しかも、作っている間は かかりっきりになるし。
そこまでのオカシは作りたくないけど、
簡単な、面白いお菓子を作って見たい方は、
4月のMONTHLY LESSONSをお勧めします。
ものすっごぉぉく、オイリーなクレープ、作ります。
カレーにつけてもよし。 甘いトッピングで食べてもよし。
ご興味ある方、 まだ募集中の日程もございますので、お問い合わせ下さいませ。