2011年 12月 12日
3人必要・ブカツな料理
うちの「ご飯の部屋」、日差しが入りすぎてうまく写真が撮れません。(涙)
これが、12月のレッスンで 一番手ごわい料理。
ルム という、宮廷料理です。
あまじょっぱく炒めたひき肉を、卵ネットで包んだの。
タイでも、そんじゃそこいらではお目にかかれません。
タイでこの料理を習ったとき、アパートに持ち帰ってアパートの掃除をしてくれるねーちゃんに「今日はこれ作ってきたよ」と見せたら、
「へー、きれいねえ。これ、お菓子?」
と逆に聞かれたものです。
でも、見た目がいいので日本人の間では人気メニューでした。
これを作る難関は、ずばり、卵ネットですね。
うちの場合、この、10年以上連れ添った、タイのフライパンじゃないと、うまく作れません。
しかも、最初のうちは、フライパンと卵をお友達と認知してくれるべく、故意に失敗します。
人間だけじゃなく、道具にも「慣れ」が必要な料理です。
すっごく薄いレースみたいに作るので、ちょっとモタモタしていると、卵がぱりぱりになって包めません。
生徒さんたちも、当然、最初は、ばっちり失敗します。
でも、何度かキャーキャーやっているうちに、チームワークが生まれます。
1人が集中して卵ネットを作り、 もう1人がフライパンの角度とかを調整したり手伝ってあげて、あと1人は声援を送る。(笑)
そうやって、何枚目かに、見事成功すると、 全員が達成感に満たされるらしいのです。
もう、ノリは「ブカツ」です。
いいですね。 それなりの御年の女子たちが、卵1つで大盛り上がりできるのですから。
ちなみに、こういう作り方故に、暖かいうちに召し上がれ とは絶対にいえない料理なので、
それこそ、おせち料理に入れても受けるかもです。
と、そういえば。
もう1種類、 今月のレッスンで作る料理も、お正月に食べたいようなものだった。
センセー、余り意識はしていなかったが、 今月のレッスンのお料理は、お正月向けだった。
これから来られる方は、お楽しみに。
って、そうか・・・・もう、年末なのね。 うちのおせちは、どうしましょ?(焦)
フィリピンも少しは見習え!って言いたくなります。(爆)
料理をしてると、汗をかくし、時々するし、練習あるのみだし、
時々、体育会系のスポーツだなって思ったりしてましたが、
まさに数人集まればブカツですねー。
先週、dusit taniホテルのベンジャロンでご飯を食べたのですが、
どれも盛り付けが美しかったです。
ポメロサラダなんて、普段剥くのに厄介なあの皮が美しい器に変化していて
思わず、手を叩いてしまったくらいです。
そして、ベンジャロンの器の模様の美しいこと・・・・。
タイ料理を食べて、更に生き返ったgarandeeでした。(笑)
揚げ物かと思いました。これが卵とは素晴らしい技術。
手間暇掛かって、一口でパックっと行ってしまえるような料理って
キレイで美味しいのよね(笑)
確かにお節に入っていても華やかです!
みんなでワイワイ料理してワイワイ食べるってのが
何より楽しくて美味しいと思いますよ♪