2011年 07月 28日
匂いの魔力
どうやら、日本語では「ハイゴショウ」といって、胡椒科の植物の葉っぱみたいです。
チャ・プルー と、プルー(キンマ)というタイ語が入っているので、キンマの葉っぱかとも調べてみたのですが、タイの、川辺に座り込んでいるバーサンとかが、くちゃくちゃ噛んでいる噛みたばこ(キンマ/ビンロウ)を巻いている葉っぱとは、同じようで違うらしい。
どこぞやでは「血糖値を下げる効果がある」とか言い、
方や、シュウ酸が多いから食べ過ぎるとお腹に石が出来る とか、言われているらしい。
・・・・なるほどね。でもね。
この葉っぱ、なかなかクセのある匂いと味わいですから、そのままバリバリ食べるには、辛いものがあります。
なんか、ドクダミっぽいというか。。。。。
某、今はなき横浜のタイ食材店のおじさんがいっていたのは、「てんぷらにすると美味しいよ」とのことですが、やっぱりそれでも、この葉っぱ単体では、喜んで食べたいものではない。
でも、この葉っぱがあると嬉しい料理があるのです。
これが、7月のレッスンで一番人気の料理。
その、どくだみチックな葉っぱに、こーんな、チマチマ刻んだハーブ類をのっけて、ココナッツ風味のあまじょっぱいタレをかけて、ぱくっと一口でいただくのですね。
はい、これが、ミエンカム という タイの昔からのオヤツ。
この、色々ちまちまハーブ類と、あまじょっぱい不思議味のタレと、独特の葉っぱの匂いが、妙にマッチして、ついついチマチマ巻いてパクっと食べちゃうのです。
まさに、こういうチマチマ、ハーブ系、THE・女子受け料理。
「私はショウガ多めにしよ♪」とか言っちゃって、自分好みの配合にできて、かつ、各自手巻きで遊べるので、パーチーにもよろしうございます。
ただ、今回これを習った方からご意見がありましたが。
「材料はOKなのですが、これだけのハーブをこんな風に盛れる数の小皿がうちにはありません」って、作るのを断念するのは、やめてください。
小皿じゃなくっても、大きなお皿に間隔をあけて少しずつ盛ってもかわいいですし、最初から葉っぱの上に盛り付けておいてもいいですから。
バンコクでは、路上に座り込んでいるバーサンが、せっせとこの1セットを葉っぱで包んだものをいくつか作ってから串に刺して売っていました。
私は、レッスンで余ったこのミエンカムを、翌日、海に持っていって、レジャーシートの上で1人、ちまちま包んではムシャムシャ食べていました。
するとうちの男。
「うわー、このタイの匂い、いきなりここがパタヤかジョムティエンのビーチになったみたいだ!」
そう言われると、何となくここがタイの田舎のビーチで、ミエンカム売りとかが来ちゃいそうな気分になってしまった。
匂いだけでタイにいけた気分になれて、よかったね。。。。。(苦)