2013年 06月 26日
今頃になって、美味しいじゃんと思うもの。(3) 今の日本、手に入らないものって、無いんじじゃないか?
カオヤムもしかり。あと、こいつね。↓
ยำปลาฟู ヤム・プラー・フー。 魚フレークのサラダ。
あの、恐怖料理から、はや1年。
あれから1年通ってくださった生徒さんは、落ち着いて魚フレークを揚げてくださいましたし、
あの、1年前のレッスンの後から通われた生徒さんは、怯えながら、高温の油と格闘してくださいました。
いいのさ、今回はねた油はセンセーが処理するから。
各ご家庭ではねた油の処理につきましては責任は負いかねますが。
でも、ちゃんと作れば、そんなに ビビる程には全然油ははねません。
安心したまえ。
一人前で盛り付けると、こんな感じ。 サカナフレークをじゃくじゃく崩して食べるのが好き。
実はこの料理、去年の、パット・プリッキンをお教えしたときに、一緒にやっちゃう予定でした。
でも、当時、私はまだ1歳若かった。
グリーンマンゴーの入手について、不確定要素を作りたくなかった。
だってさ。
例えば
グリーンマンゴーを大体にといて店頭に並べているアジア食材店の店員さんに
「今の時期はスムーズにグリーンマンゴーが入荷していますか?」と聞くと
「それはわからない」 と 返してくるんですもの。
しかも、
「タイ人(の輸入業者)は いい加減だから」
でも、グリーンマンゴーは、これ、フィリピン産じゃないですか?
。。。いえ、仕入れルートに関して、何も異存はございません。
その、苦々しいご苦労も、よくよくわかっております。
そう。あの頃、私は若かった。
今年はもう少し、図太くいこうと決意しました。
そして、まんまとグリーンマンゴーを入手して、 がっつりレッスンで使用しているわけです。
ほんと、日本って、 金と時間を惜しまなければ、何の食材だって手に入るのかもしれない、魔法の国だと 時々錯覚します。
それが錯覚であり、例えば、日本で栽培されている野菜だって、去年はこの時期には安く出回っていたじゃないか!と、手をグーにして方々買い出しに走ることも、しばしばあります。
魔法とは、自分の努力で編み出すものだ。
なんて、かっちょいいことを言いたいのですが。
実を言いますと。うちの近所にある、大型スーパーさんで、時々ひょいっと、 グリーンマンゴーが1個580円くらいで売られているのですよ。
私が望むような、中身も緑っぽいじゃつじゃなくって、恐らく印度辺りで好んで食べれれるような、ジュクジュクじゃないけど、ほんのり甘みも感じられる、果肉が黄色いやつ。
これでも十分このヤムには使えます。
願わくば。
せめて、グリーンマンゴーが店頭に並ぶ月をちゃんと毎月決めていただき、そのときには ビシっと揃えて頂くきたいものなのですが。
はい、無理なのは、十二分に承知でございます。
誰が買うんだか解らんトロピカル・フルーツを常に店頭に並べてくださっている近所のショッピングモールに入ってるスーパーさんには、感謝しなくちゃいけないね。