2013年 03月 31日
マストは卵と油揚げ
ここを放置していたわけではないです。
墓参りに行ったり。
小人先生が食べ過ぎて下したり。
ついでに自分も 急性胃腸炎で七転八倒していたり。(世界中で色々なもん食べてきた、このアタクシが!)
仕事も、期末ですからね。
という 言い訳で。
無理くり、3月のレッスンメニューの紹介を、 3月中に終わらせます。
やっぱり春の光線って、いいねー。
という、このお嬢さんがカメラに収めている、器の中のシロモノですが。
3月のレッスンでは、 レッスン日ごとに生徒さんから希望を聞いて、それぞれ使う素材を変えていました。
センセー的には、こっちに人気が偏りそうと予想していたのですが。
レッスンで作った回数は、こっちが圧倒的に多かった。
はい、違いは、鶏手羽か、豚バラ肉か というところで。
どちらも美味しいのでセンセー1人で決められず、生徒さん達にレッスン日毎にお伺いを立てたわけですが。
あ、この料理。
カイ・パロー(ไข่พะโล้) といいます。
カイ が「卵」、パローは、語源は多分チュウカだと見ているのですが、5種類のスパイスのブレンド。チュウカのウーシャンフェン(五香粉)みたいなやつ。
ということで、 料理名を直訳すると 「スパイス卵」?
そうです。
この料理、主役の1つは、卵です。
肉なんて、何使ったっていいんです。
よく、「タイ風おでん」と約されていますが、 卵が主役の角煮というほうがイメージしやすいかも。
味付けは、こっくり甘い、お醤油系の味。
ことこと煮込んで晩御飯に頂いて、 更に一晩おいて味がなじんだ、甘いゆで卵は、タイの子供のお弁当メニューとして人気だと聞きました。
そうして。 この料理には、もう1つ、隠れた主役がいます。
証拠写真 というか。 パロー粉のパッケージの写真です。
この写真では、手羽先使ってますね。
お鍋にいっぱいのパロー作るのに、スプーン1~2杯くらいしか使わないのに、60g入りという大盤振る舞いなところが またタイらしいというか、チュウカっぽいというか。
それはおいておいて。
この、ころころしたやつ、 油揚げです。
タイにも、一応ね、こんな風な、
丁度、 新潟特産? 栃尾のあぶらげ の、もっと小さくなって干からびたようんなヤツが、紐につながって売られているのです。
残念ながら、 この、栃尾の あぶらげをこのサイズに切って煮込んでパローにしたところ、どうにも煮崩れてビジュアルが余りよろしくなかったのですが。
あまじょっぱい汁をたっぷり含んだ、お揚げさんがもう、タマランわけですよ。
生徒さんのご意見としても。
「この 油揚げが一番好き!」と ピンポイントでお褒めにあずかったりもして。
ということで。
このお料理作る時には、 卵と油揚げだけはお忘れなく。
最近、ピザとかKFCとか、ハンバーガーとかで、アメリカ人以上にジャンクな身体になっているので。最近、好みにウルサイ娘の料理研究ばかりで大人ご飯がやる気がないというか、そこにたどりつく体力が無い。油揚げって、日本だけかなーとか思っていると、フィリピンにも(中華の影響で)厚揚げもどきなものがあったり、タイにもあるってことは、アジアでは一般的なものなのかもしれませんね。
パクチーの緑ってトキメキますね。のせない(茶色)とアドボとあまり変わらない見た目だけど、パクチーのおかげで、上品にそして、素敵に見える~。
タイ料理のパクチーは、香り付けは根っこを潰して使いますが、飾りには葉っぱを散らします。 でも現地はこれほどは散らしません。 でも散らしたほうがキレイだから散らしちゃいます。
フィリピンにも厚揚げあるのね!そっちも気になる!
パクチー、ふふ、散らすと色っぽいでしょ。 うちのレッスンではパクチー散らすことを「パクチる」「パク散らかす」とか言っちゃいますけど。(笑) 意外と日本人、パクチー好きが多いので、パク盛りを大盛りにする生徒さんも多いです。」