2011年 06月 23日
森の仲間たち。
でも、この、じめっとした蒸し暑い気候ですから、あっさりしたカレーを。
ジャングルカレー。
全然、さわやかなネーミングじゃないですね。
でも、バンコクのレストランでは、たいていこういう訳され方、しています。
タイ語は ゲーン・パー。私は「森カレー」ということにしました。、これも直訳。
そういえば。
私がタイで仕事していた時、このカレーの、ステキなネーミングを考えてくださった方がおりました。
彼は、K大卒、Dr.まで修了し、UNパスポートで駐在していて、タイやハノイの大学で教え、今は帰国してT大で教えているらしいという、 すごいお方なのですね。
そんな彼に、当時日本のレストランのメニュー作りをしていた私が「ゲーン・パーのうまい訳が浮かばない」と愚痴った時。
「そうだねえ。そこって、高級なところなんだよね。そういうところにさ、例えば
タイ風あっさりカレー・鶏肉と森の仲間たち入り
とはメニューには書けないよね。」
瞬時にこんなステキなネーミングを考えて、爽やかに返してくれる、秀才K大Dr.の頭の中を覗いてみたい。
やっぱり、入れる具が「森」なんだと思います。
たけのことか、ナスとか、バジルとか。
地方によっては特産のきのこをたっぷり入れたりします。
ココナッツは森っぽくないから入れない。(笑)
お水で煮込みます。あっさり。
お水で煮込む割には、カレーペーストのハーブの香りと、鶏肉、野菜から自然にダシが出るので、体がきれいになりそうな、美味しいカレーに仕上がります。
ここで、受講される生徒さんたちに、一部お詫びがございます。
センセー的に、このカレーには是非生胡椒を入れたかったので、某食材店からネットで注文して仕入れを試みたのですが。
配達指定日に来た、納品書によれば。
一緒に、生胡椒の代金が現金で入っていました。
現物が入っていなかった時には大層アセリましたが、この納品書とお金を見た途端、
仕入れを、すっぱりとあきらめました。ははは・・・・・・。
だって、「なです。」だもん。あきらめるしかないっす。
ついでに、後から考えてみた。
熱帯な雰囲気ムンムンの生胡椒を入れちゃうから「ジャングル・カレー」になるわけで、代わりにきのこを入れれば「森のカレー」度が上がるんじゃないか?
・・・それは、言い訳か。(苦)
ということで、森のカレー。
ココナッツミルクを使わないタイカレーも美味しいんだよ ということで、、お見知りおきを。
入れる具は「森っぽいもの」なら何でもOKということで、ご勘弁を。(苦笑)
「なです」か・・・。
いや、参りました。
生胡椒、そりゃ諦めるしかない。
この「森のカレー」はミッフィーちゃんじゃなくって蛇やトカゲが出てきそうで、そういう意味ではジャングル・カレーというほうがやっぱりシックリくるのかも。