2010年 02月 03日
チュウカですって!
雪まで降って死亡寸前の我が家に お友達ご一行から
「**さん(旅行メンバーの1人)の思い出の地、ホアヒンに来ています。日本は雪まで降って寒いと聞きましたが、こちらは暑いわー」
というメールがきたもんだ。
暑いのは、大歓迎なのですが、アタクシ。 一緒に行きたかったなあ、しくしく・・・・
こんな時は、温かいデザートで 日本の冬も捨てたもんじゃないと思い込むしかないのである。
ブアローイ・ンガー・ダム・ナムキン(黒ゴマ団子のショウガシロップがけ)。
って、これ、チュウカですから。
黒糖とショウガを煮立てたシロップに、ゴマあん入りのお団子を浮かべたもの。
チュウカでは、冬至の日に頂くらしい。
ほんと、とってもあったまりそうですね。
って、わざわざあったまるデザートとは
やっぱりチュウカじゃん。
タイ料理の紛らわしいことに、中華系タイ料理というのが存在する。
プーパッポンカリーとか、オースワンとかカオマンガイとかは、この部類ですね。
しかも、スーパーの冷凍食品コーナーでも、このゴマ団子の冷凍が普通に売られていたりする。
タイで初めてこのゴマ団子を食べた人は これを中華系タイ料理と思っちゃうかも。
そんな訳だか何だかで、これ、タイで師匠の学校で通訳していたころ、グループレッスンの駐在奥様から熱い要望を頂いて、師匠から教わることになったことがある。
しかし、よく話を聞けば
「エバーグリーン・ローレルホテルの飲茶で食べたのが美味しかったから。」というのが皆さんの言い分。
チュウカ というか、タイワンだし、そこ。
師匠も生徒さんの要望を聞くと、快く「じゃあ教えましょう」とおっしゃり、タイ語レシピを下さったのだが。
・・・・・・・ (@_@;)
全然、あんがトロリとしないし。(涙)
そのときは、確か師匠じきじきに教えてくださったので、生徒さんたちも納得しないままだったでしょうが、師匠から教わりたいとリクエストした手前、「先生のレシピはこうだったんだね・・・」で終わったと思う。
ちょうどそんな、「あのゴマあんのトロリはいかにして出来る?」とモンモンとしていた時に、
タイミングよく香港の料理教室でそのゴマ団子のレッスンがあるのを知り、
香港に行って習ってきましたよ。1泊2日で。
そしてチュウカなレシピを作りやすい材料と配合で作りなおし、ようやく自分のモノにすることが出来たわけですが。
その後、独立して自分で教えるようになってからも、 時々本帰国が迫った駐在奥様から
「あの、温かいしょうがシロップに入ったゴマ団子の作り方は覚えて帰りたいのです!」なリクエストをよく頂いたものです。
でも、これ、タイ料理じゃなくて、チュウカですから。
なんて言いながら、教えちゃいますけどね。えへ。
このデザートは、1月のレッスンで作ったものなのですが、 基本は冷凍です。
バンコクの中華街でも、自家製だったとしても冷凍したものをクーラーボックスから取り出して、屋台の大鍋にボチャボチャ入れていた。
だから、自分で作った時にはたくさん作っても冷凍しておいて、好きなときに茹でればいい。
お団子をゆでる間にシロップも出来ちゃうし、
と、作り始めたはいいが途中であんをまるめるのが面倒になった場合。
ゴマあんをお湯でのばして甘みを調整後、くず粉でやさしいとろみをつけたら、ゴマ汁粉。
ちゃんと作ったゴマ団子を浮かべれば ゴマ×ゴマ。
・・・・ヘルシーではあるけれど、カロリーも高そうだ。
そうそう、これ、おはぎみたいな大きさに作って、茹でてからきなこをまぶせば、上海のお正月お菓子になるそうでうs。
って、やっぱりチュウカじゃん。(しつこい)
我が家、まだまだこのゴマ団子が冷凍庫に眠っているので、風邪の予防という名目でせっせと消費します。